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失敗事例から学ぶ!安全面から階段の設計で注意すべき7点。スケルトン階段など

豆知識 この記事は約 9 分で読めます。

家の中でも階段は、図面を見ただけでは実際の使い勝手がどんな感じなのかを想像しにくい場所です。
そのため、雑誌などで見た外観のイメージだけで決めてしまうこともよくあり、実際に住み始めてから「こんなはずじゃなかった!」と思うことも多いのです。

しかし、階段というのは失敗したからといって後で作り直す、場所を移動させるということが簡単にできるものではありません。
毎日使う場所でもあるので、使い勝手が良くないと自然とストレスが積み重なってしまう…ということにもなりかねません。
そこで家を新築した先輩方が、実際に住んでみてわかったデメリットや「こうすればよかった」と後悔している失敗例をまとめてみました。
家の間取りを考えるときに、見た目だけでなく使い勝手のいい階段を手に入れるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「間取り」から見た階段の失敗体験談

【玄関を入ってすぐの廊下に設置した階段】

・リビングのドアを開けないと階段が見えないので、家族の出入りがわかりにくい。
・廊下に階段があるため暖房がなく、冬はとても寒い。お風呂上りに寒い階段を上って、2階に行かなければいけないのがつらい。
・パジャマ姿で階段を上り下りするとき必ず玄関を通るので、急な来客で鉢合わせしてしまった。
・1階にいると2階で子供が起きて泣いても聞こえにくい。
・食事の用意ができたときや、お風呂の準備ができたとき、下から呼んでも聞こえないことがある。

【リビング階段】

・子供の友達が遊びに来たとき、2階の子供部屋に行くのにリビングを通るので、部屋が散らかっていると丸見えになってしまう。
・階段を吹き抜けにしたので、冬場はせっかく温まった空気が2階へ行ってしまい、代わりに冷気がおりてくるので暖房効率が非常に悪く、電気代がかさんでしまった。
・1階、2階の音が伝わりやすく、寝室で休もうとしているときなど1階で起きている家族の物音が聞こえて気になる。
・小さい子供がいるので、しょっちゅう階段をのぼろうとして気が気でない。
・階段の上り口にベビーゲートを設置したいのに、階段の片側に壁がないため取り付けることができなくて困っている。
・キッチンで料理をすると2階までその匂いがする。
・寒冷地に住んでいるので冬場はリビングを暖房してもとても寒く、あとから階段前にカーテンを取り付けることになってしまった。

「デザイン」から見た階段の失敗体験談

【スケルトン(シースルー)階段】

・スカートをはいて階段の上り下りをするとき、下から見えてしまうのが気になる。娘が年頃になったら、同じように気にするのではないかと思ってしまう。
・小さい子供だと間から落ちそうで怖い。
・小さい子供がいるのに、ベビーゲートを取り付けられないのでとても不便。
・階段下にゴミやほこりがたまりやすく、本当はチェストを置くつもりだったが埃だらけになりそうで別の場所に移動した。
・階段掃除をしていると、ダイレクトに階下にゴミが落ちてしまう。
・下が見えるので子供が怖がって一人で上れない。

【手すり】

・デザイン優先で選んだ間隔の広い手すり。子供が落ちそうになり、あわてて転落防止用のネットを取り付けることになった。
・我が家は子供がいないのでスケルトン階段で、手すりの間隔も広いものにしたところ、飼い猫が隙間から落ちてケガをさせてしまった。
・壁側に手すりをつけなかったので、同居している母に上りにくいと言われた。

【直線階段】

・大きな荷物や家具を2階に運びやすいと聞いて直線階段にしたけれど、子供が生まれてからは転落したときのことを考えると、踊り場がある折り返し階段にすればよかったと後悔している。
・自分が年をとったときに、万が一階段で転倒したら一番下まで落ちてしまうのでとても危険だと思った。

【勾配・幅】

・勾配のゆるい階段にするつもりだったが、スペースの都合で急勾配になってしまった。若いうちはいいが、年をとってからは上り下りがきつくなるのではないかと心配している。
・我が家の階段は13段ですが、母に13という数字は縁起が悪いと言われた。
・面積の関係で階段の幅が狭くなったため、大型家具を2階へ運ぶときに苦労した。

【窓・照明】

・階段に明り取りの窓をつけなかったため、昼間でも暗い。小さくてもいいから窓をつければよかった。
・階段の天井に取り付けた照明だけでは暗くて、夜は特に注意して上り下りする必要がある。
安全で使いやすい階段にするためのポイント!

(1)転倒・墜落防止対策

階段からの転落事故はとても多いので、安全に生活するためにしっかりと対策を練りましょう。

・床材はすべりにくい材質のものを選んでください。すべり止め加工をするのも効果的です。
・夜でも足元がよく見えるように、フットライトや照明付きの手すりを取り付けるようにしましょう。
・小さな子供がいる家庭では、ベビーゲートや転落防止用のネットなどを取り付けると安心です。
・階段の形状は万が一転落しても踊り場で止まれるように、曲がり階段か折り返し階段がおススメ!

(2)明るさの確保

階段が暗いと転倒・転落につながりやすいので、明るさを確保する工夫が必要です。

・窓が設置できる場所なら明り取り窓をつけましょう。この窓があるかないかで明るさが全然違ってきます。
・天井照明だけでは暗い場合は、フットライトや手すり照明などを組みあわあせて。
・階段を吹き抜けにすると開放感が出て、明るくなります。

(3)バリアフリー対策

親と同居する場合や、年をとったときのためにバリアフリー対策を!

・手すりを必ず取り付けること。体重をかけてもしっかり支えてくれる丈夫な手すりを選びましょう。
・なるべく段数を多くして、勾配のゆるい階段に。
・幅もできる限り広めにしておくと、階段の上り下りの介助をするのも楽です。

(4)リビング階段の寒さ対策

・階段前に引き戸を設置すると、暖房効率も上がり寒くない。
・階段部分にカーテンやロールスクリーンを取り付けると、寒さも和らぐ。
・階段途中にサーキュレーターを設置して、上に流れていく暖かい空気を押し戻す。
・階段の天井にシーリングファンを取り付ける。

どんなタイプの階段にもメリット・デメリットがあり、どの階段が一番使い勝手がいいと一概に言えるものではありません。
各家庭の家族構成や生活様式などによっても変わってきますので、インテリア性・安全性・生活動線などのバランスを考えながら、自分にとってベストの階段を選んでくださいね。

スケルトン階段のメリット

さてここからは今インスタグラムや住宅雑誌などで人気のスケルトン階段について掘り下げていきたいと思います!
見た目もおしゃれで圧迫感のないスケルトン階段に憧れる人も多いでしょう。

スケルトン階段(ストリップ階段)は、蹴込み(けこみ)板がなく、骨組みの部分も見える形状の階段のこと。
「オープン階段」、「シースルー階段」と呼ばれることもあります。
すっきりとしたシルエットのスケルトン階段には、次のようなメリットがあります。

開放的なデザインになる

蹴込み部分がないスケルトン階段は、何よりも開放的な空間にできるデザイン性の高さが魅力ですよね。
先が見えて奥行き感を演出できるため、主に流行りのリビング階段や吹き抜けのある家で取り入れられることが多いです。

採光が取りやすい

段と段の間が空いているため、階段の向こう側にも光が届きます。
スケルトン階段にすると光が遮られることがないので日が当たらない北側にある階段などにもオススメです。

通風性が良い

光と一緒に階段の間を風が通り抜けるため、空間全体の風通しが良くなり、空気が上手に循環します。

スケルトン階段のデメリット

逆に、一般的な「箱型階段」と比較すると、スケルトン階段は次のようなデメリットがあります。

コストが高くなりやすい

デザインの良さを求められやすいスケルトン階段は、合う素材に制約が出てしまい、費用が高くなる傾向があります。
一見、シンプルに見えるので価格がやすいと勘違いする人もいますが、全方位から見れる素材を使用するので材料費が高くつきます。

例えば、通常の箱型であれば20万円でリフォームできる階段を、スケルトンにしようとすると70~100万円以上のコストが必要になった、というケースは珍しいことではありません。
特に木製のスケルトン階段にしたい場合、見た目が良い化粧材を使用することになるので、資材費が高額です。
ただし、手すりをスチールにするなど、部材を上手に組み合わせれば本体+施工費で50万円位に抑えられることもあります。
予算に合わせて、こだわりたい部分と妥協できる箇所をリフォーム会社と相談してみましょう。

子供には危険

段と段を繋ぐ板がないスケルトン階段は、幼児が転落してしまう危険性があります。
段差のスキマだけではなく、手すりの形にも配慮しないと、やはり落下してしまう危険があるので注意が必要です。

特にハイハイやあんよし始めた赤ちゃんは、階段を昇って遊びたくなる子が多いですよね。
ベビーゲートを使って階段まで行かれないようにすることが望ましいですが、難しい場合にはネットを取り付け、手すり側にもスキマを作らないよう対策を行いましょう。
しかし結局は後から階段の下につっかえ棒などを追加することになり、見映えが悪くなってしまったという失敗例もあります。出来れば小さなお子さんがいる内は、スケルトン階段は保留にしたほうが無難です。

寒くて暑い

スケルトン階段は寒いです。そして暑いです。
見た目をみればわかると思います。階段から冷気暖気が逃げていきますからね。
・床暖房を入れる
・断熱材を入れる
・窓をペアガラスに交換、またはインナーサッシを設置
・入り口に建具を設ける
このような対処策を取れば若干緩和しますが、どうしても構造上箱型階段よりは劣ってしまいます。

配置・デザインに注意

特にリビング階段をスケルトンにする際に気を付けたいのが、スカートを着用している人が昇り降りするとき、下から丸見えにならないようにするということです。
また通常の箱型階段であれば、段差や階段下に収納を設置できますが、スケルトン階段の場合は丸見えなので階段下にものを置いたりなどの収納がしにくい欠点もあります。
逆に見せる前提で、階段の下に見た目にこだわった家具や観葉植物を置くだけでも部屋の雰囲気はグッと変わってくるので、リビング階段だけでなく玄関から見える位置に階段がある場合でも、アイキャッチとしての効果を発揮してくれます。
階段下を有効活用できるかどうかも考えて設計すると良いでしょう。

スケルトン階段が難しい場合は?

なんでもスケルトン階段にしたいという人はやはりそこそこいるそうですが、収納できないという実用性の問題や値段を聞くと大半の人が諦めててしまうようです。

それでもスケルトン階段のような開放感がほしい!
そんな場合は箱型階段の片側を開けたりするような工夫をされている家もあるようです。
工務店やハウスメーカーなど様々なアイデアを持っていることが多いので、スケルトン階段に憧れているけど値段や収納の面で諦めざるおえない人は1度担当者にその旨を話してみましょう。

きっと開放感溢れる素敵なプランを提供してくれることでしょう。

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